サイナスリフト Sinus Lift
- サイナスリフトは上顎骨造成法のひとつ
- 適応症が広く、術式が確実
- 通常はサイナスリフト後、半年間待ってからインプラント埋入を行う
サイナスリフト(Sinus Lift)は、上顎骨(上の歯が生えている部分の骨)の中にある空洞(上顎洞)が低い(大きい)場合に、(インプラントを埋入する骨の厚みが薄いので)必要な骨の厚みを獲得する方法です。
サイナスリフト(上顎骨造成法)
上顎骨造成法(副鼻腔)
上顎骨の中には副鼻腔という鼻腔とつながっている空洞(サイナス)が存在します。
上顎にインプラントを埋入する場合には90%以上の確率で上顎洞が低く、サイナスリフトまたはソケットリフトによる骨の造成が必要になる場合があるのです。
洞底骨(上顎骨頂部と副鼻腔底との間の骨)の厚みにより、どちらになるかが決まります。
洞底骨の厚さが4mm以下ならサイナスリフト、4mm~5mm以上9mm以内ならソケットリフトになります。
サイナスリフト
インプラントを埋入するために上あごの骨の厚みを増やすには、上顎洞内の底の部分を骨に変えなくてはなりません。
そのなかに骨を増やすため、上顎洞の骨の側方から窓を開けて、その開けた窓から骨を填入(詰め込む)し「ふた」をして置くと、入れた部分が骨になり上顎骨の高さが増えます。
半年間程度経ってから、インプラントの埋入を行います。
メリット・デメリット
利点
- 幅広い応用が可能(大きな骨の造成も可能)
- 見ながら膜を持ち上げるので、術式が確実(膜が破れても修復が可能)
- 適応症が広い
欠点
- 治療期間がかかる(通常はサイナスリフト後、半年間待ってからインプラント埋入)
- 外科的な浸襲(腫れ・出血・痛み)が、比較的大きい
骨を採取しなければならないために、腫れ・内出血・多少の麻痺がごくまれにみられます。
もちろんすべて、かならず消失しますので、問題にはなりません。
サイナスリフト Sinus Lift