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歯周病によるトラブル

  • インプラントは虫歯にはならないが、歯周病にはなる
  • インプラント周囲組織は、天然歯に比べると歯周病に対する抵抗力が弱い
  • インプラント周囲炎がある程度進行すると、インプラント体の撤去が必要になることもある

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病になることは充分に考えられます。

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲組織は、天然歯に比べると歯周病に弱く、歯周病になりやすい。
特に周囲組織に、角化付着粘膜がなく可動粘膜に囲まれていると、歯周病は発生しやすいのです。
ゆえにインプラントの周囲粘膜は、天然歯より厳格な清掃レベルが要求され、清掃指導の徹底化が求められます。
また、インプラントの歯冠は清掃しやすく、歯垢がつきにくい材質・構造であることが要求されます。

定期的なメンテナンスによる検査・予防も重要です。
歯周病再発のリスクを大幅に減らすためには、角化付着歯肉移植(フリーグラフト)の処置が大変有効です。

インプラント周囲炎

インプラント周囲粘膜炎が発症後もメンテナンスを怠っていると、インプラント周囲炎に移行します。
さらに進行すると、インプラント周囲の骨の吸収が起こります。

インプラント周囲炎が進行すると

初期のインプラント周囲炎(インプラントを支える歯槽骨の吸収がほとんどない状態)なら外科的な治療で治癒に持っていけます。
しかし、インプラントを支えている骨の吸収がある程度進んでしまうと、治療効果がほとんどなくなります。
そうなると歯周病の進行を止めることは難しく、インプラント体を撤去せざるを得ません。
もし不幸にしてインプラントを撤去することになった場合は、半年~1年くらいで穴は骨で埋まりますので、インプラントを再埋入して人工歯根を作ります。

ただしインプラントがグラグラになるまで放置してしまうと、もはや骨はほとんど溶けてしまい、撤去後も骨が元に戻りません。
再埋入が不可能になる場合もあるので、定期検査がとても重要です。

HAインプラントの場合

HAインプラント(カルシウムインプラント)は、HAがインプラント体から剥離するケースがしばしば見られます。
一度はがれると治療は困難で、インプラント体を撤去するしかないのが現状ですので、要注意です。

付着歯肉の重要性

付着歯肉に関しては、歯周病大事典で詳しくご案内しています。
重要性と付着歯肉が無い場合の治療方法が分かりますので、ご参照ください。

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