インプラント治療の注意点
- 耐久性のあるインプラントも天然歯の寿命にはかなわない
- インプラント治療の成功率を下げる可能性のある要因を知り、適切に対処する
- 信頼できる医師を選び、歯科的健康を増進し保とうという気持ちを持つ
インプラント治療にはさまざまなメリットがあることが分かりました。
そこで治療を円滑に行うために、実際に治療をする前に知っておくべき注意点をご案内したいと思います。
インプラント治療における注意点
インプラント治療時の注意点
- 最先端高度歯科治療なので費用がかかること
- 外科的な治療が必要なため、術後の痛み・腫れが伴うこと
- インプラントを支える骨が不足していると診断されたときは骨造成手術が必要になること
- 全身状態が悪い方には治療が行えないケースもあること
- 口腔内に感染症がある場合、歯周病や虫歯の治療が必要なこと
インプラント治療後の注意点
- 天然歯ほどの寿命はないこと
- 天然歯ほどの衝撃吸収はできないこと
- 適切なメンテナンスを怠ると歯周病になる場合があること
寿命
天然歯の寿命は50年~60年ぐらいありますが、耐久性のあるインプラントといえど、そこまではありません。
今後正確な寿命が明らかになっていくと思われますが、もしかすると20年ぐらいが限界かもしれないのです。
少なくとも天然歯より短いことは確かなので、より長持ちさせるために適切なメンテナンスを行いましょう。
歯周病
天然歯の場合は、歯周病が発症しても何回でも再治療が可能ですが、インプラントはせいぜい歯周病の初期での治療が1回ぐらいしかできません。
中期以上の歯周病が進行してしまった場合、現在では治療が行えず、インプラントを撤去するしかありません。
インプラント治療を成功させるために
インプラント治療の成功率を下げる可能性のある要因を見ていきましょう。
口腔内のリスク因子
- 開口量(口がどのくらい開くか)が小さい
- 顎関節症
開口量は手術に影響します。少ししか開かないと、充分な手術が行えません。
また噛み合わせの状態によって、インプラントに過剰な咬合力がかかるため失敗の原因となりえます。
インプラント治療のリスク因子
- 全身状態の健康度、全身疾患があればその種類・程度
- 糖尿病などの場合、医師や歯科医師の指導を日常守っているかどうか
- 喫煙の状況(一日の本数・喫煙期間等)
- 年齢
- ブラキシズム(歯軋り)※インプラント破損の原因となる
成功のための条件
- 治療に支障をきたさない程度に健康状態が良好なこと
- 骨や歯肉・粘膜・咬合等の状態が治療に対しての条件を満たしていること(もしくは適切な治療を受けること)
- インプラント治療の説明を充分に理解できて、精神状態が健康なこと
- 治療に対しての理解をしていて、歯科医師に協力できること
- 自分の口の中を清潔に保とうという積極的な意思があること
次のページを参考に、信頼できる医師を選び、歯科的健康を自ら増進し保とうという気概がなによりも大切です。
インプラント治療の注意点