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進行性の歯周病に対する応用

  • 歯周病には段階があり、進行性の歯周病の治療は難しい
  • 従来の治療では残存歯に負担がかかったり、治療に不満が残る場合もある
  • インプラント治療は進行した歯周病の治療に革命をもたらした

歯周病が進行して歯を失った場合、残った歯への負担などで治療が難しいケースが多くありました。
ここではインプラントの応用について説明しましょう。

進行性の歯周病

歯周病には段階があり、それぞれ症状が大きく違います。

歯周病の段階

初期の歯周病は歯肉炎とよばれ、歯茎から出血したり、歯茎が腫たりします。
中・後期では腫れがひどくなり、歯に隙間ができたり組織が破壊されていく歯周炎に進行します。歯周組織が破壊されると、歯を支える骨も溶けていきます。
最終的には骨が溶けて歯がぐらぐらし、歯が抜けてしまいます。

進行性の歯周病の特徴

進行性の歯周病になると、噛む力が極めて弱っている歯になり、残存歯(残った歯)を長く持たせることが難しくなります。
また歯が残っていても、たいてい少ない場合が多く、残っている歯を支える骨も歯周病にかかっているため、噛む力は健康な歯の1/3以下になります。

インプラントによる応用

進行性の歯周病に対する欠損治療

進行性の歯周病により歯を失うと、治療が難しくなります。
ブリッジを使う場合は、永久固定法というブリッジで残った歯をすべてつないで長く持たせる方法にします。
これで残存歯をすべてつなぎ、歯のないところは入れ歯にしますが、無くなった歯の分の負担がすべて残存歯にかかるため、歯の寿命を短くしてしまいます。
また入れ歯にすると、違和感・不便さ・自然でないところがあるなどの理由で、不満が残るケースもあります。

インプラントによる応用

インプラント治療は進行した歯周病の治療に革命をもたらしました。
その結果、失った歯の代用としてインプラント治療が多くの歯科医院でおこなわれています。
インプラント治療では、チタン製の人工歯根を植え込むことにより、失った歯の噛む力を支えます。
インプラントが失った歯の代わりになるため、弱った残存歯は負担を強いられず、より長く歯が持つようになりました。
また、すでに総入れ歯の場合でも、ぐらついてよく噛めないなどの不満を解消するため、インプラントで固定源を作り、入れ歯を快適に使えるように応用することが可能です。

インプラント治療が難しい症状

インプラントが難しいケースもあります。
後期以降の重い歯周病にかかった場合、歯がブラブラするまで放っておくと、歯の周囲の骨がえぐれてしまい、抜歯しても回復しなくなります。
骨の造成が可能ならインプラントもできますが、不可能になることも珍しくありません。
その場合には入れ歯もしくはブリッジでの治療となります。